ロルフィングは全10回のシリーズからなっています。セッション毎に明確な戦略とゴールがあり、次のセッションの 準備がなされることで表層から徐々に深層へアプローチし、無理なく大きな変化を得る事ができます。

セッション1～3は身体の表層部、4～7は深層部に働きかけ、8～10で身体全体を統合して機能的な動きを引き出します。

重力下で最適な構造を追及するため、10シリーズ後も重力がセラピストとなり変化が進みます。

 

セッション1：呼吸の質の改善

　呼吸を浅くしている胸、肩、腕、背中、首、骨盤などの緊張を解放し、呼吸を深くすることで、全身の細胞が活性化し、今後のセッションにおいて変化が定着しやすくなります。

 

セッション2：身体の土台（足＆脚）を整える

　足裏の３つのアーチを整え、足首、膝、股関節への動きの繋がりを調整して、バランスを取りやすい柔軟性のある足と、地面にしっかりと体重を預けるグラウンディングの感覚を取り戻します。

 

セッション3：身体の前後のバランス、体の側面の感覚

　側面から身体を前後に広げることで身体内部の一体感が生まれ、不快な姿勢を自然と避けられるようになってゆきます。

 

セッション4：脚の内側ライン、骨盤底の解放

　骨盤底のサポートが確立することによって、呼吸が下腹部へも伝わるようになり、丹田やハラの感覚が高まる助けになります。

 

セッション5：腸腰筋が働く環境を整える

　腹部の緊張を解放することで身体内部の空間が広がり、大腰筋を使ったのびやかな歩行ができるように促します。また骨盤がニュートラルに近づくことで上体がしっかり支えられ、深部の伸びや中心軸を感じやすくなります。

 

セッション6：背面と仙骨を解放する

　セッション4，5で伸びた前面と釣り合うように、後面の深部を解放します。特に背骨の一番下にある仙骨を解放することで滑らかな背骨の動きを引き出します。

 

セッション7：頭部と首をフリーにする

　首、頭、顔等を解放し、頭部が浮遊するような自由な状態に落ち着かせ、全身の動きに参加させます。口と鼻の内側へのワークは、とても印象深い体験になると思います。

 

セッション8・9：セッション7までの変化をベースに構造と機能の統合

　セッション8ではこれまでの変化が構造的により安定化するように、セッション9ではより機能的な動きの質の調和を目指します。

 

セッション10：身体全体のつながりとバランスの調整

　コアからの質の高い動きを引き出すためにクライアント毎に異なる独創的なセッションになります。